経緯

音ごはんのもともとこさんから嬉しいオファーがありまして。
振り付け師と一緒にこどもたちがおどる新ユニットのアレンジで協力して欲しいと。

振付師さんがユーロビートっぽいのをご所望という事で、
齢44歳にしてダンスミュージックの研究に立ち上がりました!

これまでのダンスミュージックとの関わり

それまでの私のダンスミュージックのバックグラウンドとしては90’s前半にハウスやニュージャックスイングという新しいジャンルが生まれて盛り上がっていた時にリアルタイムで興味を持って聴いておりました。

そもそも若き日の音楽への接し方として、音楽ジャンル毎のムーブメントの盛り上がりを楽しむというよりは、マイケルやプリンスといったポップスターをアイコンとして崇拝するという方が近かったので、音楽プロデューサーやジャンルへの、時系列的な系譜のようなものへの理解や造詣はあまり明るくない、というのが正直なところです。

そして僕にとってユーロビートといえば、「デッド・オア・アライブ」だったりするのですが。
今回改めて聴きましたがやはり、いい。
ボーカルのピートさん、亡くなられていたのですね。。
Wikipediaをみるとなんだかあまり幸せな最期ではなかったようでポップスターの悲運を感じます。
ユーロビートのお下劣な美しさを教えてくれたことに感謝します。
天国で幸せでありますように。

ユーロビートの作り方は、決まっている

さて、まずは典型的なユーロビートを作ってみました。
・バスドラムは四つ打ち
・ハイハットはツクチー、ツクチー
・ベースは八分オクターブ
・カラフルなパーカッションが入る
・印象的なシンセブラスのリフ
・コード進行はダイアトニック内で単純なトライアド

これで一丁上がり!
ユーロビートというのはこのように判で押したように同じだからユーロビートなのです。
これはこれでブルースなどと並び、偉大な音楽フォーマットだと思います。

せっかくなので、トコトンダンスミュージックを研究だ

まぁこれでもとこさんに送ってみる、でもいいんだけど、
齢44歳でこうしてダンスミュージックを作る機会を得たのだから、せっかくなのでもっと徹底的に調べてみようかなと。
今ってJ-POPよりK-POPの方がメジャー感があると思うので、まずはK-POP、しかも売れている人の曲がどんなアレンジなのか?知りたくなり、今ならもとこさんの娘さんもはまっているという「Twice」かな?
ということで、「初めてのTWICE」をさっそくApple Musicでチェックしてみました。

はじめてのTWICE(Apple Music)
はじめてのTWICE(Apple Music)

KPOPはサビでドーンと盛り上がらないところがクール!

最初の印象は、「TT」などで顕著なのだが、サビがサビらしくないと感じ、これが今風なのかな、面白いなと思いました。
花火で例えると

ジャンル Aメロ Bメロ サビ
90’sJPOP 手持ち花火 手持ち花火 打ち上げ花火
10’sKPOP 手持ち花火 線香花火 手持ち花火

みたいな感じ。
とにかく慣れ親しんだJ-POPのフォーマットでは程度の差はあれ、ABはサビへの助走、サビでドーン!って感じだと思います。
twiceはそのドーンって感じがないんですよね。
それが新鮮だった。
さらに聞き込んでいくと、いろんな発見がありました。
例えばこんな感じ。
・スネアはセクションごとに音色が変わる。クラップだけだったりする
・タムでやるようなフィルインがスネアでやられる
・ベースが一曲通しで入っていない事が多い
・ベースが二パート存在する
・イントロは一回しか出てこない事が多い
・最後は突然ドーンと終わってダンスはキメッみたいなパターンは一つの典型
・テレビ演出向けか、紙吹雪が舞うポイントが一箇所ある。大抵、最後のサビの頭あたり。

私が気づいた点としてはこんな感じでしょうか。
個人的にTWICEのTTという曲は、メロディ、振付の面で色々驚くべき発見があったのですが、それはまた、別の機会に。

アウトプットに変化が…そしてイントロが閃く!

こういった新しいダンスミュージックを聴いて、改めてアレンジに取り組んでみたところ、また違った感じになってきました。
明らかにアウトプットに変化が見られましたし、「twiceの新曲を思い出した」なんて嬉しい反応も返ってくるようになりました。

毎日なんらかのアップデートを加えていたある日、それらを覆すイントロのアイデアが浮かんできました。
降りてきたってやつです。
それを使って全体を構成したのが今の形の原型。
ユーロビートではないですね。

その後間奏の展開が浮かんできまして。
その時のツイートがこちら。

この間奏が思った以上にしっくりきたので、一旦構成は固まった、と一息ついているのが今の状態です。
今後の進捗次第で、ちゃぶ台返しもあるかもしれませんが・・・

まとめ

思い返せば二ヶ月前。ユーロビート研究にはじまり、今をときめくK-POPも研究し、TWICEにはまり、そういえばダブステップとかEDMってどういうジャンルなんだっけ?とかの基本をおさらいし…と、今の曲作り終わってもダンスミュージック研究は続けたい、と思えるくらいには楽しんでます。
DJも機会があればやってみようかな、とDJ機材を物色し始めたり。
DJ機材、LEDなんかの演出にも凝っていて、かっこよいものが多くて。惹かれてます。
特にこのNative Instruments のMascineシリーズは、創作意欲を刺激されるデザインに惚れ惚れしてしまいます。

Native Instruments Mascine
Native Instruments Mascine

ダンスミュージックはみんな一緒じゃない!

ダンスミュージックの聴き方としては、まずは体で感じる。
もちろんそれだけでも良いのですが、その後、音色ひとつひとつにフォーカスすると、色々発見があって面白いです。
例えばベースライン、スネアドラム、バスドラム、シンバルなど。細かいところに集中してみると、音色選び、フレーズ選びのセンスに舌を巻くような体験もあるかと思います。そんな時には創造性豊かなコンポーザーに嫉妬してしまう事も度々あります。
私はそんな体験から、ダンスミュージックがいかに創造性溢れるジャンルかを知りました。
どれも同じ、っていうのは完全に勉強不足です!
って一番勉強不足だっだのは僕なんですけど。
食わず嫌いは損します、というわけで。
引き続き定点観測していきたいと考えています。

この曲のお披露目は、11/17 音ごはん ワンマンイベントにて!
お楽しみに!
チケットは9月末までが断然お得です!
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